2021.03.09
「お金」
それは、生きていく上で切っても切り離せないものです。
突然ですが皆さんは自分の今の給料に満足していますか?
PTOTは稼げない。と何度も耳にしたことがあります。また給料が少ないと嘆く方も多いのが現状です。
ですが、実際どのくらいの給料で、他の職種と比べどのくらい差があるのかわからない方が多いのではないかと思います。
そこで今回は、PTOTの実際の平均給料、その他の職種の給料、全体の平均との差を説明していきます。
1.PTOTの平均給料
厚生労働省が毎年出している、「賃金構造基本統計調査(2019)」によるとPTOTの平均の月給は27.6万円、ボーナスや特別賞与が64.6万円となっています。年収にすると約400万円と言えるでしょう。
ちなみに5年前の2014年に出されたデータは月給26.4万円、ボーナス・特別賞与が60.9万円となっています。
ぱっと見上がっているように見えますが、PTOT全体の平均年齢がこの5年間で31.3歳から33.3歳に上昇しているため、経験によって月6000円ほど昇給したに過ぎません。
2.その他、職種の給料
次に他の職種の給料を見ていきましょう。データは同じく2019年の賃金構造基本統計調査より抜粋しています。
看護師:月給30.2万円 賞与81.6万円(39.5歳) 年収:444万円
ケアマネ:月給26.5万円 賞与62.8万円(49.9歳) 年収:380万円
医療業界では上記のようになっています。
業界外ではどうなっているでしょう。今回は理・美容師とシステムエンジニアをあげます。
理・美容師:月給24.5万円 賞与52.8万円(31.2歳) 年収:346万円
システムエンジニア:月給34.5万円 賞与112.9万円(38.8歳) 年収:526万円
世の中にはさまざまな企業があるため、多少のばらつきはあると思いますが、今回調べたサイトでは、30代の平均年収は444万円と言われています。
先ほど説明したPTOTの年収は400万円でしたので約50万円の差があります。
参考サイト https://doda.jp/guide/heikin/age/
皆さん、リアルな数字を見てどうだったでしょうか?
なぜPTOTは平均よりも下回るのでしょうか?
理由はさまざまであり、保険制度上仕方ないものもあります。
しかし筆者は、「その組織に提供できる価値が不足している」ことが大きな問題だと考えます。
こちらの記事でも書かれていますが、給料が上がらない多くの人が、「理学療法士・作業療法士」としてしか必要とされていないため、給料があがりません。
【リハ業界の闇】一般企業に就職したから分かる、ここが変だよPT/OTの就職活動 part1
皆さんが組織に「理学療法・作業療法」以外の価値提供ができるようになればその分認められ、給料の増加につながるのではないでしょうか。
今回はここまでとします。
次回はPTOTの中で働く領域での給料の差を見ていきたいと思います。
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