2022.02.02
皆さんはどんな理学療法士・作業療法士になりたいですか?
また目指す理学療法士・作業療法士になるためにどんなことが必要だと考えていますか?
明確に目指す姿がある人もいれば、
なんとなく「こうなりたいなぁ」と考えている人もいるのではないでしょうか?
そもそも変化が激しい時代に目指す姿やそのために必要な行動を考える必要があるのか?とも考えることができると思います。
その問いに対する答えは、「必要がある」です。
そこで今回はなぜ必要なのか?を自分自身の将来のキャリアを考える際に様々な考え方がある中の1つ。
”計画的偶発性理論”を通して解説してきます。
◆そもそも計画的偶発性理論とは
「キャリアの8割は予期しない偶然の出来事によって形成される」というキャリア形成における考え方です。(米スタンフォード大学グランホルツ教授)
この理論、偶然な出来事がキャリアを形成するのだから、中長期的なキャリアのプランニングは必要ないのでは?と言われることが多いですが。それは違います。
むしろこの偶然の出来事に積極的にチャレンジしていくために、計画をしてきましょう。ということです。
ただ何も考えず、偶然の出来事を待つのではなく、
目指す姿をイメージし、達成するための行動を考え計画します。その考えたことを実践する中で、偶然見つけた資格や偶然の出会いを活かしていくことが必要になります。
私も、転職することとなったきっかけは転職等を意識していない時に参加した講座でした。
セラピストのキャリア支援をしたいと思い、キャリアを学ぼうと受講することなったキャリアコンサルタントの講座の1コマで就労支援に関わる内容があり、そこで興味をもったのが転職を意識しだしたきっかけです。
この計画的偶発性ですが、ただ日常を過ごすだけでなく、下記に示す5つを意識することで引き寄せることができると言われています。
◆計画的偶発性を引き寄せる5つの行動特性
- 好奇心
常日頃から新しい学習の機会を探し続けること。
様々な物事にアンテナをたてて、興味に素直になること。
例)認定などの理学/作業療法士としての専門性やヘルスケア企業など、興味が情報を積極的に取りに行くこと。 - 持続性
失敗を恐れずに、困難なことでも挑み続けること。
例)管理職になった際など慣れないことでも諦めずに模索し続けること。 - 楽観性
失敗や困難もポジティブに考えること。
例)社会人大学院など仕事と学業の両立に対してもまずはなんとかなるだろうと取り組むこと。 - 柔軟性
こだわりや習慣に囚われないこと。様々な概念、信念、態度を受け入れ視野を狭めないこと。
例)組織体制の変更や部署異動などで環境が変わったとしても新たな物として受け入れること。 - 冒険心
結果が予測できず不確実なものでも、リスクをとって行動をすること。
例)自費リハやIT活用など未知のものに対しても、いち早く手を挙げ取り組むこと。
この5つの行動が偶然の出来事を引き寄せると言われています。
皆さんは普段このような行動はできているでしょうか?
今回は計画的偶発性理論についてまとめました。
キャリアの8割は偶然の出来事によって形成される。冒頭でも書きましたが、「偶然=なにもせずに待っている」というわけではありません。言葉は矛盾するように聞こえますが、偶然の出来事を計画していく必要があります。そのためにも、中長期的にキャリアプランを考えることで、その計画を実行している時に起きた偶然を掴み取ることができます。
ですので、キャリアプランを考えた中で、定期的に振り返り修正していくのが良いと私は考えています。
また別記事で中長期的なキャリアプランはどのように考えていくのが良いのか解説していきます。
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