2022.02.01
「病院勤務の理学療法士の年収は低い」となんとなく思っている人は多いのではないでしょうか。
逆に「訪問の理学療法士は年収が高い」と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では実際のデータを見ながら、理学療法士の年収が地域や男女、勤務施設などによって本当に変わるかを明らかにしていきたいと思います。
まずは地域によって異なるのかを見ていきましょう。
※出典:日経ヘルスケア
トップは東京都の約29万円、最下位は島根県の約22万円で約7万円の差があることが分かりました。
また、全職種での地域別平均年収差はトップの東京都の約37万円、最下位は青森の約24万円で約13万円の差があることが分かりました。
上記のことから理学療法士の年収は地域によって差はあるが、他の職種と比べたら少ないと言えそうです。
では次は男女によって異なるのかを見ていきましょう。
※出典:2019年厚生省HP
男女による差額は約30万円男性の方が高いということが分かりました。
また、全職種での男女別平均年収差額は約100万円男性の方が高いということが分かりました。
上記のことから理学療法士の年収は男性の方が高いが、他の職種と比べると差は少ないと言えそうです。
最後に施設別の年収についても見ていきましょう。
なお年収については正確なデータが出ていませんでしたので、筆者調べになるため参考程度にお願いします。
やはり訪問看護は年収が高いことが分かりました。
今回のデータでは100万円高く出ていますが、感覚的に50〜100万くらいかなと思います。
結果的に年収は病院が一番低く出ていますが、これは病院には新卒などの若手が多いからということもありそうです。
そのため、一概に比較は出来ませんが、理学療法士は働く場所によって年収が変わるということは言えそうです。
今回は理学療法士の年収について3つの観点から見てきました。
まとめとして、理学療法士の年収は以下のことが言えそうです。
①地域によって差はあり、都市部の方が高いが、他職種と比べたら地域による差は少ない
②男女によって差はあり、男性の方が高いが、他職種と比べたら男女による差は少ない
③働く場所によって年収は多少変わる。
次回の記事ではなぜ理学療法士の年収が低く、地域差や男女差が少ないのかということを考察していこうと思います。
是非そちらの記事も読んでいただいて、みなさんのキャリアの参考にしていただければと思います。
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