2022.02.01
「理学療法学生/作業療法学生は他の有名大学の人よりも有名一般企業に行きやすい!?」
皆さんはそう聞いてどう思いますか?嘘だと思いますか?
嘘ではなく、本当です。
これは筆者である私の経験や周りの人の話から抽象して考えた解です。
そもそも就活で学歴以外の方法で勝負するにはどうすれば良いか。
答えは…目立つことです。
目立つと言っても大声を出すとか奇をてらったことを言うわけではないです。
目立つとは、面接官の印象に残る ということです。
なぜか?
面接官は毎年何十、何百の学生を面接しています。
同じ話ばかり聞いていると単純に飽きて興味がなくなります。
結果、分かりやすい指標の学歴で評価することになるのです。
そのため、面接で勝つには面接官の記憶に残るような工夫が必要です。
では、本題です。なぜ理学療法学生/作業療法学生は有名一般企業に行きやすいのか。
※行きやすいというのは就活で内定をもらいやすいということを指しています。
理由は3点あります。
①専門性がある
②メンタル・体力的にタフさを持っている
③自走する力がある
それぞれについて詳しくお話ししていきます。
①専門性がある
学生のうちは実習にいくと現役の療法士との知識量の差に圧倒されることがあるかと思います。
そのためこの「専門性がある」に違和感を覚える人もいるのではないでしょうか。
しかし、それは現場の療法士と比較した際の話です。
皆さんの高校の同級生などと比べたらどうでしょう?
大学にもよりますが皆さんと同じくらい勉強する人は滅多にいません。
いわゆる上位校と言われるような大学も同様です。
私が新卒で入った会社には、早慶やMARCHなどの学生も多くいましたが、同じくらい勉強して専門性を身につけている人はほぼいませんでした。
専門性が会社に入ってから活きるかどうかは別の問題ですが、面接の場で話をすれば間違いなく印象に残ります。
また、医療・介護分野は一般企業に勤める人からしても、馴染みがあるため興味を持って話を聞いてもらえることも多いです。
そのため、相対的に見て理学療法学生/作業療法学生は専門性を持っているため、面接官の印象に残りやすいです!
②メンタル・体力的にタフさを持っている
皆さんお気づきだと思いますが、このタフさは実習での経験から得られるものです。。
今は徐々に優しくなっていると聞きますが、それでもまだ普通の大学生と比べたら圧倒的にハードです。
朝7時から病院に行き、18時までリハビリに同行。フィードバックが終わったら20時。
そこからレポート作成や論文探しなどをして気づいたら2時…
2ヶ月とはいえ、ここまでハードなことを経験している学生は滅多にいません。
というか社会人ですらいません。
私も社会人3年目ですが、いまだに一番きつかったのは病院実習の時でした。
体育会の部活に入っている人は就活に有利と言われます。
それは社会人として働いていくとどこの会社であれメンタル・体力的に大変な時があります。
その時に乗り越えられる力を持っているかどうか。
体育会の部活で厳しい練習などに耐えた経験は1つの指標となるため、有利になります。
その点、体育会系よりもハードな実習を乗り越えた経験を持っていることは確実に企業からみたら魅力的です。
実習というメンタル・体力的に大変な経験を乗り越えているからこそ、仕事に対してもやり切る力があると評価されやすいです!
③自走する力がある
仕事をしていると自走する力が求められます。
自走する力=自ら課題を発見し、解決する力 と言われたりもします。
これを聞いてピンときた人もいるのではないでしょうか。
この力はまさに理学療法学生/作業療法士が患者さんに向き合う時に必要な力です。
患者さんの課題(問題点)を抽出し、仮説を立てて評価をし、原因を特定し、解決できるようにリハビリを行う。
このことをビジネスの場ではPDCAとも言われます。
(P:Plan,D:Do,C:Check,A:Action)
どんな会社であれ課題は山積しています。
その課題を発見し、解決していくことができる人材はとても大切で、この力さえついていればどこの業界、どんな職種でもある程度の力を発揮することはできます。
そしてこの力は理学療法学生/作業療法学生は実習で叩き込まれます。
患者さんの人生という責任あることに対し、PDCAを実行した経験というのはとても貴重で、力になるものです。
私自身も実習でのこの経験は一般企業にいってからも活きていると感じています。
これらの理由から私は「理学療法学生/作業療法学生は新卒就活においてかなり価値が高く、他の大学生よりも有名企業や優秀な企業に入ることができる」と考えています。
また、他の記事でも書きましたが病院に入ってから一般企業に転職する際は、選択肢が絞られます。
その点、新卒の場合、選択肢は無限にあり市場価値も高いため、是非新卒でまずは一般企業にいくということをお勧めします!
現在一般企業で働きたい理学療法学生/作業療法学生向けに、キャリア相談を実施していますので、興味がある方は是非ご参加ください。
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