2022.02.01
「ぶっちゃけ理学療法士/作業療法士が病院や訪問以外の一般企業で働くことってどうなの?」
※この記事の「一般企業」は、医療・介護の臨床業務以外の仕事を行う会社という定義で話を進めていきます。
この記事を読んでいる方はこう思って、この記事を読んでいるのではないでしょうか。
また、中には自分も一般企業で働きたい!と思っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、実際に一般企業で働く私が思ったことを書きたいと思います。
結論から言うと、、、理学療法士/作業療法士が一般企業で働くことは大賛成です!!
なぜそのように思うのか。理由は大きく3つあります。
①社会的メリットがある
②リハ職側のメリットがある
③企業側のメリットがある
①社会的メリットがある
そもそもリハビリテーションとは「能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するための、あらゆる手段を含む」とWHOが定義しています。
つまり、障害を持った方が、社会的に生きていくことを達成するための概念です。
また、それに対して手段は問われていません。
そのため、今の日本の様に医療機関などにリハ職が偏重している必要はないのです。
むしろもっとリハビリテーションの概念を知っている人が、様々な所にいる方が社会的に広まり良いのではないでしょうか。
②リハ職側のメリットがある、ですが理由は3つあります
1.リハ職の職域拡大
一般企業であればあらゆる手段で価値を届けることができます。
例えば、ITを使えばオンラインで価値を届けることができますし、メディアを使えば不特定多数の人に届けることができます。
「医療機関で目の前の患者さんに価値を届ける」以外にも方法は無数にあります。
また現在、リハ職は年々増えており、このままのペースでいくと、2040年には医療分野において供給数が需要数の1.5倍になると言われています。
そのため、医療分野以外で働く必要がありますが、一般企業は大きな選択肢になるでしょう。
2.所得の増加
この記事を読んでいる方の中には、金銭的にこのまま医療機関で働くことに不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
医療機関のリハ職というのは、構造上実力での評価が難しく、また給料も上がりにくいものになっています。
しかし、一般企業では実力やマーケット次第ではありますが、所得を継続的に上げていくことができます。
3.個々の強みを活かすことができる
皆さんは「なぜ理学療法士/作業療法士として働いていますか?」
多くの方は高校生の時に進路選択をして、そのまま働いてるのではないでしょうか。
では、高校生の時の選択肢に営業マンやエンジニア、マーケータというのはありましたか?
皆さんの中には、リハ職以外の職種の方が、活躍できる可能性を秘めた方がいらっしゃると思います。(個人的な体感は3割は理学療法士以外の方が活躍できると思っています)
そのような方が営業マンやエンジニアとして働きながら、世の中にリハビリテーションを届けることはとても価値のあることですし、本人の強みも活かすことができます。
③企業側のメリットがある
現在、日本の医療分野(医療、介護、ヘルスケア)は日本で唯一成長が見込める産業として、多くの企業が参入してきています。
しかし一方で、日本の医療は規制も多く、閉鎖的な環境から多くの企業が業界理解に苦戦しています。
そのため多くの分野で業界知見者が求められています。
業界知識があるからこその営業やマーケティング、リハ職の専門性を活かした製品開発などができる等、企業側に様々なメリットがあります。
以上の理由から、私は理学療法士/作業療法士が一般企業で働くことは大賛成です!!
※もちろん合う、合わないはあると思います。
この記事を読んで一般企業で働くことに興味が沸いた方は、是非ご相談ください!
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